文の林

つたない文章の雑木林です

何事も3回

何事も3回、最初は「手始め」、
次は「ならし」、最後は「仕上げ」だ。

会社に入っても3年は辞めるなと言われる。
1年目は教えてもらうだけ。
2年目は自分一人でできるようになる。
3年目で教えることができるようになり、
その会社の良いところや悪いところ、
仕事の知識を得ることができるようになる。

家を建てるのも3回建てなければ
自分の思う理想の家にならないと言う。
頭の中で熟考し、間取図を何回も検討して
建ててみても、出来上がった家を実際に
使ってみて、動いてみると、ここはこうすれば
良かったとか改良点が見つかるようだ。

結婚も今や離婚は普通の事になっている。
3回も結婚すれば、もう結婚はこりごりだと
思っている人以外は、すばらしい伴侶に
出会うかもしれない。
普通は3回も離婚する人は少ないので
残り少ない人生を考えて諦めることも
あると思いますがね。

人生もゲームのようにMAX2回まで
リセットできて、3回目の人生でやっと
今まで失敗して事がクリアーできて
すばらしい人生を横臥できるかもしれない。
人生をリセットするボタンがあればね。

肩たたきの歌も「タントントン」と3回、
歌の歌詞もほとんど3番まである。
長い人生も、現在、過去、未来で3つだ。
毎日の食事も朝・昼・晩の3回。
仏の顔も三度まで。
石の上にも3年。
三度目の正直。
クシャミも1回、2回、3回目で
やっとスッキリするものだ。

狭い土地だったので三階建ての家を建てた。
三階には部屋が二つあり子供が使っていた。
子供達が大きくなり独立して家を出てからは
空き部屋になっていた。
季節ものの冷暖房器具、不要となった家具が
以前の子供部屋に置かれるようになった。
まだ使えるかもしれない電化製品、
LEDに交換したため使わなくなった照明、
通販で買った健康器具なども置いてある。
私達夫婦も、どちらかが足腰が弱り
動けなくなったら、三階の部屋に
仕舞われてしまうのだろうかね。
何事もサンカイ。