文の林

つたない文章の雑木林です

ジャンボ宝くじの楽しみ方

年に5回ジャンボ宝くじを買う。
抽選日まで高額当選することを夢見て
あれを食べよう、あそこに行きたい、あれを買おう、
車を買い替えよう、などなど朝から晩まで、
布団の中でも考えてしまう。
その夢も抽選日で、はかなく消えてしまう。
10枚買うので1枚は最低当選額の300円は当たる。
それだけだ。
膨らんでいた風船が一瞬でしぼんだような気持になる。
残りの9枚の宝くじは意味をなさない紙切れになる。
今回は運がなかったとあきらめるしかない。
次のジャンボ宝くじを買うまで夢は消滅したままだ。

そこで考えた。
次回の宝くじを買うまで、当選番号をみない。
そうです、新しい宝くじを手にしてから、
前回分の当選番号を確認するのです。
前回分が300円しか当たっていなくても、
手元にある次回分の宝くじに期待が持てる。
高額当選の夢も持続させることができる。
こんなことを続けて、宝くじを買わされている。