神さまは創造した数々の生き物に命を与えた。
だが、どのような長さの命を与えるのか
いろいろと考えた。
そこで神さまは閃いて結論付けた。
数の多い生き物には短い一生を
数の少ない生き物には長い一生をと。
あなたは、歳を取るにしたがって１年が
短く感じるようになっていないですか？
去年の１年より今年の１年の方が
早く終わったと感じていますよね。
その感覚、正しいのですよ。
神さまは、人間の数が増えてきたので
人間に与えられる時間は限られているので
一人に与える時間を短くすることにしたのだ。
あからさまに時間を短かくすると
混乱をきたすだろう。
そこで、時間の概念を変えずに
そう、１分は１秒減らして５９秒にして
１分という時間は同じに感じるようにした。
１００ｍ徒競走で以前は10秒台が最速だった。
いまは９秒台が新記録だ。
今も昔も最速なのは同じなのかも。
新幹線の時速アップも
学力低下もテスト時間が関係しているかも。
彼女や彼氏と一緒にいる時間が
なんだかいつもより短く感じた。
いつも終わっていた時間に仕事が終わらない、
すべて時間が短くなった影響かもしれない。
人の一生は長くなってきている。
神さまがさらに時間を短くしていったら、
そのうち、100歳まで生きたと言う人は
昔の50歳まで生きた人と同じ長さしか
生きていなかったかもしれないな。
