文の林

つたない文章の雑木林です

俺 認知症をこえる

俺はもうれっきとした高齢者だ、老人だ。
頭は何十年も使っている。
寝ているときは使っていないとしても
30年以上フルに使っていることになる。
そこらへんにある家電で30年以上
使っている物があるか?
無いだろうよ。
パソコンなんて10年ももたないだろう。
俺の頭は壊れてしまっていても
おかしくないくらい使っているんだよ。
世間体があるからな、壊れていないように
振舞っているだけだよ。

コンビニ強盗や銀行強盗やって
警察に捕まってしまい
「覚えていません」と言って、
実は認知症でしたとなったら、
罪には問えないことになるのかな?
ちょっと問題だな。
認知症でこのようなことが問題なかったとしたら、
ロシアの某大統領が認知症を患っていて、
戦争を始めたのも覚えていなかったりしたら、
ウクライナにとってはとんでもない
至極迷惑な話になってくるな。

古いものだって単に経年劣化と言うのではなく
骨董的な価値が出てくるかもしれないんだ。
俺はそれを目指すぞ。
人間国宝になるなんて大層なことは考えないが、
唯一無二の俺様になるのだ。
唯我独尊、国士無双九蓮宝燈一気通貫、、
れ、れ、れ、麻雀の役になってしまった。
でも、好きな言葉がたくさんあるよな。
だってな、世の中にたくさん人がいるが、
俺は俺だけだからな。
そうよ、直前の事や昨日の事を忘れても
俺は俺よ。

スッポンポンで外に出たり、
女房のパンツをはいていたり、
テレビのリモコンの数字を押して
「もしもし」と言っていたり、
甘いカボチャを育てると言って
苗に砂糖水をかけていたりしたら、
指摘してくれよ。
ん、それは認知症の症状ではなく
単に奇行だって。
NHKEテレの通信講座を一所懸命
観ていたり、
俺が酒を飲むのを忘れてしまったら、
完璧に認知症だな。

俺の年齢からいって
認知症に片足つっ込んでいると思うぞ。
他人様に迷惑をかけなければいいだろ。
そこだけは注意するつもりだ。
ただし、
『他人様』の中に女房は入れないがナ。