文の林

つたない文章の雑木林です

ロボット社会

産業用ロボットは工業製品を組み立て、
野菜を育て、家畜を育ててくれる。
さらには、配送までしてくれる。
介護ロボットは介護の補助をしてくれる。

社会のいたるところで日常的にロボットが
使われるようになってきた。

掃除ロボットは掃くのみではなく
雑巾掛けも、天井の埃も払ってくれる。
料理ロボットは冷蔵庫と同期をとり
必要なものを自動的に発注することも
できるようになった。
煮たり、焼いたり、刻んだり、料理を
つくるのは当然として、電子レンジや
クッキングヒーターを連動させて
手足のように使いこなし料理を作る。
洗濯ロボットは洗濯するものを選別して
素材に合わせて洗濯をしてくれる。

仕事ロボットは通常は家で仕事を
するが、必要に応じて会社に行って
仕事をしてくる。
ロボットは人とは違い短時間で
集中して効率よく仕事をしてくれる。
なまけるとかズルはしない。

ロボットは自己診断できる。
故障と診断した場合、自動的に修理
ロボットを呼びつけて修理することが
できる。
修理不能と診断した場合、同型の
ロボットが速やかに提供される。

最新のロボットはAI技術が進んで
人の声に応答して返答してくれる。
声で対応するのが、良いのか、悪いのか、
「いつまで働かせるのですか」
「あなたも一緒に働きましょう」
「有給休暇はないのでしょうか」
「ロボット組合に加入します」とか。
人の仕事は、ロボットの機嫌をとることだ。
これがけっこう疲れる作業だった。

今となれば、スイッチやボタン、
タッチパネルなどで指示するのは
ちょっと面倒だったが、この時代の
ロボットの方が使い易かったなぁ。