文の林

つたない文章の雑木林です

馬鹿度設定パソコン

検索、調べもの、漢字変換、ニュースや天気
パソコンを使えば完璧に教えてくれる。
物事を頭の中に記憶する必要がなく、
思い出す能力も無用になってしまう。
M博士は、これでは人間の頭が退化し
馬鹿になってしまうと考えた。

そこで、M博士はパソコンに馬鹿度を
設定すること思いついた。
この先、頭脳が馬鹿になり使い物にならなく
なるのを防ぐためた。

馬鹿度20とすると、今まで全問正解だった
ものが8割しか正解を出さない。
だから、それが正しいか、さらに調べないと
駄目になるということだ。
M博士の考えでは、
馬鹿度ゼロのパソコンを使用した場合、
人間の馬鹿度は100%になり、
馬鹿度60のパソコンを使用した場合、
人間の馬鹿度は40%になるのではないか。

M博士の考えと人類の未来を考えて、
イクロソフト社のシステムで馬鹿度の設定が
可能になった。
全世界に普及した例のシステムだ。

M博士はそこまで考えていなかった。
馬鹿度20とすると、今まで全問正解だった
ものが8割しか正解を出さないのに、
それがすべて正解だと信じてしまうのだ。
そして、フェイクニュースや間違った情報が
世の中に蔓延していることを。
もうすでに人類は嘘も一般常識になり、
考えることをしないで、馬鹿になっていたのだ。